不等間隔アレーを用いた広帯域信号の高分解能到来方向推定方法について

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概要

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一般に、高分解能な到来方向推定手法として、狭帯域信号については、MUSIC、ESPRIT等の手法が確立し、実用化が進みつつある状況である。しかし、広帯域信号の到来方向推定については、素子アンテナ自身の大きさ等により、素子アンテナの配列間隔を一定以上にする必要があるため、周波数によっては等間隔アレーでは到来方向の推定にあいまい度を生ずることとなる。このようなことから、我々はこれまで、広帯域到来方向推定についてのあいまい度を除去するため、不等間隔アレーによる受信信号に対しMUSIC法を適用し、あいまい度のない高分解能到来方向推定が可能であることを示してきた。今回は、このうち、特にコヒーレントな信号波の分離という観点から検討を行ったので、これについて報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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