磁性マイクロストリップ伝送路による高感度広帯域磁気センサー
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概要
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20Gbit/in^2以上の高密度磁気記録用の高出力広帯域磁気ヘッドの実現を目指して新しい磁性マイクロストリップラインの磁気-伝送インピーダンス効果を検討した。この磁性マイクロストリップラインでは外部印加磁界により軟磁性ストリップに磁化回転を誘起し、その内部透磁率を変化することで、ストリップ自身の伝送インピーダンスが変わる。従って、直接にキャリアとしてのマイクロ波パワーをその磁性マイクロストリップラインに通電した場合、外部磁界によってその振幅を変調することができる。この振幅変調波を電気信号として検出する高感度広帯域磁界センサーの可能性を示した。この構成(分部定数回路)では特別なインピーダンスマッチング回路がなくても伝送インピーダンス変化率48%と信号帯域幅300MHzが得られた。本センサーは単純な構造なため作製が容易で、かつマイクロ化が可能などの特長を有している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-13
著者
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