OSとアプリケーションの連携による軽量保護ドメインの実現方式
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概要
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単一のアプリケーションがアプリケーション本体と機能拡張のためのコンポーネントによって構成される状況では, コンポーネントの不正アクセスからアプリケーションを保護するドメインが必要である.従来のOSによる保護ドメインでは, ドメイン切替のコストが大きく、粒度の小さい保護ドメインの実現には適さない。また、特定の言語やコンパイル技術を想定した方式も提案されているが、特定の言語やコンパイラにのみに適用できる。本稿では, アプリケーションとコンポーネントの密接な関係とそれらの保護ドメインの非対称性に着目し、軽量保護ドメインの実現方式を提案する.本方式は, 言語やコンパイラに依存しないOS階層で実現され, スケジューリングなどの従来方式のコストを削減し、コンポーネントに適した軽量の保護ドメインを提供する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-05-08
著者
-
河野 健二
慶應義塾大学
-
河野 健二
東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻
-
益田 隆司
東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻
-
高橋 雅彦
東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻
-
益田 隆司
東京大学大学院理学系研究科
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