2000-OS-85-11 Java RMIのための効率の良いオブジェクトシリアライゼーション
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概要
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オブジェクトシリアライゼーションはJava RMIでのオブジェクトの受け渡しに用いられるためその性能はJava RMIの性能に影響する.しかし現在のオブジェクトシリアライゼーションの方法は性能の点から見て2つの問題がある.第1の問題点は異機種間での相互運用性を保つためにオブジェクトを1度正規表現に変換している点である.第2の問題点はオブジェクトのクラス多相性を保つために実行時のクラス情報の解析が多く行われている点である.我々はこれらの問題を解決する手法として, 受信側のメモリ表現にもとづく動的特化とクラス情報にもとづく動的特化の2つの動的特化を用いる手法を提案する.我々の提案する手法による実装は従来の実装に比べてシリアライゼーションに要する時間を約12%から17%短縮した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-08-04
著者
-
前田 俊行
東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
-
河野 健二
慶應義塾大学
-
河野 健二
電気通信大学情報工学科
-
益田 隆司
電気通信大学情報工学科
-
前田 俊行
東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻
-
益田 隆司
電気通信大学
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