RMIにおけるオブジェクト整列化の実行時特化の枠組
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概要
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本稿では,遠隔メソッド起動(RMI)におけるオブジェクト整列化の最適化手法を提案する.従来のオブジェクト整列化では,送信側でオブジェクトを正準表現に変換し,受信側で正準表現からオブジェクトを再構成していた.そのため,整列化のコストがRMIにおける通信時間の50%前後を占めることが指摘されている.本稿では,送信側の整列化ルーチンを,受信側の計算機環境にあわせて動的に特化する手法を提案する.動的に特化された整列化ルーチンは,受信側で直接利用できるレイアウトにオブジェクトを変換する.そのため,受信側でのオブジェクトの再構成が不要になり,整列化のコストを削減できる.この手法を実装したプロトタイプによる実験では,整列化ルーチンの動的生成は0.7msec程度で実現でき,整列化のコストを44%から67%程度削減できた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-08-02
著者
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