レスポンシブリンクを用いた実時間マルチキャスト機構(<特集>実時間処理,組込システム及び一般)

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概要

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複数のノードが協調しながら処理を行なう分散実時間システムでは,単一のノードが特定のグループに対してデータ送信を行なうマルチキャスト型の通信が必要となる場面が多く存在する.本研究では,並列分散制御用の実時間通信規格であるレスポンシブリンク上において受信側主導で資源予約を行なうマルチキャスト機構を実装した.受信側主導で行なうコネクション確立の際に,送信ノードに至るまでに存在する中継ノードを利用してコネクションを分岐させることで,資源予約の効率性を潜在的に高めることが可能である.さらに通信の実時間性に関しての基礎評価を行なった結果,トポロジに関わらず非常に低遅延かつジッタの少ない通信がマルチキャストにおいても可能であることがわかった.
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-03-12

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