斜視内視鏡ナビゲーションのための仮想および実内視鏡像の連動表示システム

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概要

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近年、一般的になった内視鏡手術では、外科医にとって、体内情報の獲得が内視鏡像のみに依存するため、手術支援システムの役割が特に大きくなる。術前の3次元臓器モデルを内視鏡手術中において効果的に参照可能にするため、3次元位置計測装置で計測した内視鏡の3次元運動に連動させ、術前モデルに基づく仮想内視鏡像を、実内視鏡像の視野に(ほぼ)一致させてリアルタイム表示・更新するシステムを開発した。従来、このようなシステムは、通常のビデオカメラと同じカメラモデルに基づく「直視鏡」にしか対応しておらず、腹腔鏡、関節鏡、副鼻腔などにおいて、臨床で頻繁に用いられている「斜視鏡」に対応していないことが、臨床への普及の障害となっていた。我々は、新たに、「斜視鏡」のカメラモデルを開発し、「斜視鏡」対応を実現した。本システムを用いたファントム実験の結果を示す。
2003-07-11

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