3次元MRデータを用いた大腿骨頭壊死の自動定量評価

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概要

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大腿骨頭壊死は、骨の壊死を引き起こす疾患であり、これが進行すると大腿骨頭が破壊し、人工股関節置換手術を余儀なくされる。大腿骨頭壊死を早期に定量診断することにより、病気の進行を制御し、このような手術を未然に防ぐことが可能になる。MRIは、大腿骨頭壊死の早期診断に特に適しており、本研究では、MRデータがら、大腿骨頭壊死領域のセグメンテーションと定量化法を検討する。定量化は、以下の4段階で行われる。(1)モルフォロジカル演算と領域成長法による大腿骨頭正常領域のおおまかな推定。(2)大腿骨の解剖学的情報に基づく、大腿骨頭の楕円体近似。(3)クラスタリング手法による大腿骨頭の正常領域と壊死領域の分類。(4)壊死領域のサイズ、方向、重心、主成分など正規化した特徴量に基づく壊死状態の定量化。40例の臨床データを用いて、評価実験を行った。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-01-16

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