非癌性病変(20mm以下の)のthin-sectionCT画像を用いた解析 : 肺癌との鑑別を中心に

元データ 1997-02-20 日本肺癌学会

概要

肺野小型病変の質的診断基準を確立する目的で, 最近約3年間に切除され病理学的に非癌性病変の確定診断が得られた20mm以下の肺野小型病変23例について, 術前のthin-sectionCT画像とその病理所見を対比検討した.CT画像は, 術前2週間以内に通常の造影CT画像を撮影した後に, helical scanCTで深吸気保持下に病変部を中心に撮影し, 2mm幅, 2mm間隔のthin-sectionCT画像を再構成した.描出条件は統一し, 画像所見と病理所見を対比するために切除肺はCT方向に割を入れた.画像的には充実型と含気型に大別可能であり, 前者は良性腫瘍, 肉芽腫, 一部のfocal fibrosisであり, 後者は全てfocal fibrosisであった.充実型病変, 含気型病変共に辺縁所見のみでは肺癌との鑑別がつきにくいものも, 肺血管の関与の仕方を解析することにより, ある程度肺癌との鑑別が可能であると考えられた.

著者

野田 和正 神奈川県立がんセンター呼吸器内科
野田 和正 神奈川県立がんセンター
田尻 道彦 神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器外科
金子 昌弘 国立がんセンター中央病院内視鏡部
山田 耕三 神奈川県立がんセンター 呼吸器科
杉村 和朗 神戸大学大学院医学系研究科放射線医学分野
杉村 和朗 神戸大学放射線科
田尻 道彦 関東労災病院呼吸器外科
石橋 信 神奈川県立がんセンター外科第1科
野村 郁男 神奈川県立がんセンター内科第3科
亀田 陽一 神奈川県立がんセンター検査第1科
尾下 文浩 神奈川県立がんセンター内科第3科
田尻 道彦 神奈川県立循環器呼吸器病センター 呼吸器外科
塩谷 清司 神奈川県立がんセンター内科第3科
杉村 和朗 and Department of Radiology,Shimane Medical University
塩谷 清司 島根医大放射線科
金子 昌弘 国立がんセンター中央病院 内視鏡部
山田 耕三 神奈川県立がんセンター
亀田 陽一 神奈川県立がんセンター
尾下 文浩 神奈川県立がんセンター
石橋 信 神奈川県立がんセンター
野村 郁男 神奈川県立がんセンター ・ 呼吸器科
杉村 和朗 神戸大学大学院 医学系研究科放射線医学分野
金子 昌弘 国立がんセンター中央病院

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