摂動法を用いたアクティブノイズコントロールシステム : 実システムにおけるFiltered-x法との比較

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概要

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本論文では,摂動法を用いたアクティブノイズコントロール(ANC)システムの有効性を実システムで検証する。本システムを従来のFiltered-x法を用いたANCシステムと比較した場合の利点は,2次経路の推定である2次経路モデルを必要としないことである。従って本システムは,従来システムで問題となるモデル化誤差に起因するシステムの不安定性を有していないため,経路変動に対して安定な制御が可能となる。本論文では,空調ダクト並びに反射音を合む室内において消音実験を行う。その結果,本システムが経路変動を伴う制御に対して有効であることを示す。特に本システムは,制御点を故意に移動させたときのような大幅な経路変動に対しても有効である。
社団法人日本音響学会の論文
2004-10-01

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