前立腺乳頭状嚢胞腺癌の1例

元データ 1997-12-20 社団法人日本泌尿器科学会

概要

患者は86歳の男性で,尿閉を主訴として当科に入院となった。両側鼠径部は腫脹し,前立腺は小鶏卵大に触知,CTで骨盤腔内に巨大な嚢胞性腫瘤が認められた。嚢胞穿刺液は血清様であった。血清PSAは600ng/mlであった。内分泌療法に反応せず,患者は91日後死亡した。剖検で,骨盤骨と肺への転移を伴う前立腺乳頭状嚢胞腺癌と診断された。機序としては嚢胞壁が癌化した,非常に稀な症例であると考えられた。前立腺乳頭状嚢胞腺癌について本邦で報告された7例について検討を加えた。

著者

桜井 正樹 松阪市民病院
有馬 公伸 三重大学医学部泌尿器科
有馬 公伸 三重大学大学院医学系研究科腎泌尿器外科学分野
有馬 公伸 三重大学医学部泌尿器科学教室
山下 敦史 松阪市民病院泌尿器科
近藤 徳也 近藤クリニック
山下 敦 松阪市民病院泌尿器科

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