感情コーパス作成支援システムの開発(コーパス, 学習, 対話, 要約)

概要

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近年の情報処理技術の発達に伴い, 情報処理の分野ではあまり取り扱われることの無かった人間の感性をコンピュータで処理する研究が盛んになってきている.擬人化エージェントや感性ロボットが人のように振舞うためには, 人間の感性を認識し, 自らの感情を表出することが必要である.感情を認識し, 表出する感性ロボットには, ifbot [1]などがある.我々は, 感性ロボットに応用するための感情認識技術について研究している[2].しかし, 感情認識の研究は始まったばかりであり, 感情認識のために利用できる言語コーパスが少ない.また、そのようなコーパスは人手により作成する必要があるが, 感情情報の付与手法やデータのフォーマットなどが統一されておらず, コーパスの構築を行い研究を進めるための環境としては不十分だと考えられる.我々は, 感性情報処理の研究のための言語コーパスの作成を支援するシステムの開発を行っている.本稿では感情コーパス作成支援システムの開発概要について述べる.
社団法人情報処理学会の論文
2005-11-21