事象の認識による発話生成に向けて(特別セッション「言語理解と行動」(3))

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概要

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人は刻々と変化する状況に対して、その変化を認識し、他の人にそれを伝達する場合、その中から必要なものを選択して適切な表現に変換して行っている。このような技術は、今後、人とコンピュータのインタフェースとして必要な技術である。そこで我々は、この状況の変化(事象)を端的に表現することをコンピュータで実現する手法を提案する。本研究では、特に、状況の変化を伝えるために認識した事象の中からどれを選択するかを、注目している時間(注目時間幅)と、認識した事象からその状況を表現する事象を選択するタイミング(選択タイミング)の観点から論じる。人間が注目時間に対して、認識した状況の変化をどのように選択しているかを模倣したモデルを作成し、そのモデルの妥当性と有効性を検証する。
一般社団法人情報処理学会の論文
2004-11-04

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