映像通信ネットワークのエージェントに関する一考察

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概要

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情報通信をめぐる議論が盛んに行われ,中でも情報通信システムを日常のコミュニケーションと同等のインタフェースで利用することができるマルチメディア技術は注目を集めている.一方,複雑,大規模化する通信システムを適切に運用するための枠組みとしてエージェント通信の有効性が議論されている.本稿では,映像通信システムにおいてユーザが要求する品質と,システムを安定に運用するためのパラメータを列挙し,それを実現するための仕組みとしてユーザエージェントと管理エージェントからなるエージェント通信システムを提案する.ユーザエージェントはユーザへの高品質なサービスの提供を目的とし,管理エージェントはシステムの安定的な運用を目的として,相互に葛藤,協調し,システムを運用する.また,それを具体的に実現するための技術として,キャッシング,ルーティング,アドレスブローカ等にも触れる.
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-05-19

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