注視領域優先伝送方式の検討

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概要

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マルチメディアを利用したサービスの中で視覚情報を利用した画像蓄積伝送は重要な役割を担うことが期待されている。この画像情報は一般的に膨大な情報量を持つため、その伝送には長時間のネットワーク占有、通信コストが膨大になる等の諸問題が発生する。一方、人間は画像の中心などある特定の領域に対し注目し、画像の周辺に関しては大雑把に捉えているという視覚特徴を有している。本論文では、人間の視覚特徴を利用し、注目点の領域(注視領域)には画素が密に周辺になるほど粗になるように、非線形に標本化を行う方法と、符号化等での高周波成分の劣化を抑制するための品質方式について提案する。本標本化手法は、画像の中心などの注視領域により多くの情報量を与えられることから、伝送の早い段階で画像の対象物を把握することが可能である。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-03-17

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