マルチメデイア通信プロトコル(MMCP)の構成法

概要

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OAの進展に伴い種々の情報機器を用いて単一のメディア注のみでなく、複数のメディア(マルチメディア)により情報交換を行う要求が高まっている。その背景として次が上げられる。情報処理装置の処理能力の向上、記憶媒体の可搬性の向上且つ高容量化、ISDN、高速LAN等の高速通信路の普及により大容量のマルチメディア情報を処理することが可能となってきた。これらの状況の下に情報処理分野(情報入出力、保管・検索、データ処理等)では以下の理由によりマルチメディア化の要求が高まってきた。情報量の増カロによる認識・理解性の向上操作性・臨場感の向上これに対し通信処理の分野では、情報処理装置を相互に接続し分散処理を実現したり、様々な情報交換を行うことが一般的となってきたことから情報処理分野で進展しているマルチメディア化を通信処理にも取り込む要求が高まってきた。即ち、情報処理装置で処理可能なマルチメディア情報を情報の品質を落とさず透過的に転送する必要が生じてきた。この要求に対応するためマルチメディア情報を通信するマルチメディア通信プロトコル(以下MMCPと略す)の検討を行った。本稿ではMMCPの必要性、開発の前提条件及び本プロトコルを適用するサービスモデルを示し、更に、プロトコルの機能概要を述べている。注メディア:本稿ではユーザ情報の表現形式(勘面、音声、静止画、テキスト等)を示す。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25

マルチメデイア通信プロトコル(MMCP)の構成法

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