格子空間を移動するエージェント群の協調動作について : 「バベルの塔」における副目標の生成と達成
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概要
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分散協調システムにおいては,最終目標を効率良く達成する副目標の生成が重要な問題となる.本研究では,エージェントの協調動作の基礎的モデルとして提案されているバベルの塔を対象とし,ブロックに関する副目標の生成に焦点を当て,数種のヒューリスティックを開発する.まず,4つの基本アルゴリズムを提案し,副目標を強制的に破棄する機能と,自主的に破棄する機能の2種類の拡張法を示す.アルゴリズムをシミュレーションによって評価し,自主的破棄を伴う遅れ時間最大化アルゴリズムが最も効率が良いこと,および,コストパフォーマンスを最大にする最適エージェント数が存在することを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-08-18
著者
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