オブジェクトの集団的振舞いの設計
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概要
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オブジェクト指向ソフトウエアの設計段階では,オブジェクト個々の振舞いと共に集団的振舞いを明示することが重要である.複数のオブジェクトに跨る大域的な情報の流れを把握してはじめて個々のオブジェクトのインタフェースを明確に決定できるからである.また,オブジェクト指向フレームワークと呼ぶソフトウエアでは,1つの機能を再利用可能な複数オブジェクトに分割して実現するためフレームワーク構成オブジェクト間の相互作用パターンを明示することが特に重要である.しかし,OMTに代表される既存方法論は必ずしも集団的振舞いを直接表現する手段を提供していない.本稿では,代数的仕様化技術に基礎をおくGiloにおける解決アプローチについて報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-11-30
著者
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