GUIオブジェクトにおける擬変数の役割
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概要
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オブジェクト指向言語の良さとして再利用性の高さがある。既存部品オブジェクトを組み合わせて所望の機能・振舞いを持つオブジェクトを得る。特に、GUIプログラムでは、このような機構が重要である。記述言語が提供する基本概念であるオブジェクトをいくつか組み合わせて一つのGUIコンボーネントを作成する。この場合、言語が提供するオブジェクト間で適切な情報共有機構が提供されていないと、組合わさったGUIコンボーネントが一塊の機能を発揮できない。アプリケーション・プログラムのレベルで記述する必要があり繁雑なプログラムとなる恐れが生じる。本稿では、GUIコンボーネントを応用領域として想定し、言語が提供する情報共有機構としての擬変数の役割について議論する。特に、クラスのないモデルを拡張したエンパシー・モデルと提案し二つの擬変数selfとempathyに役割について論じる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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