気体用二次導関数分光光度計を用いた亜硝酸塩の連続測定
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概要
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亜硝酸塩を含む試料(4ml/min)と0.13Mヨウ化ナトリウムを含む13Mリン酸溶液(1ml/min)を連読的に混合,約45秒間加熱(50℃)し,その混合液を気-波分離管{ガラス管とポーラステフロン管(内径1mm)から成る二重管}へ導入し,一酸化窒素を発生させた.発生した一酸化窒素はキャリヤーガス(窒素)を用いて気体用二次導関数分光光度計の光吸収セル(光路長25cm,セル温度150℃,体積80ml,λ= 214.0nm)へ導き測定した.試料を導入してから約1分後にピークの立ち上がりが始まり,それから約5分後に応答は一定となった.亜硝酸塩(5×10^<-7>〜1×10^<-3>)Mの範囲で原点を通る直線関係のある検量線が得られた.一酸化窒素以外の紫外域光を吸収するガスの発生はなかった.本法を人工海水中亜硝酸塩の定量に適用した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1985-02-05
著者
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