気体用二次導関数分光光度計を用いた亜硫酸塩の連続測定
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概要
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亜硫酸を含む試料(2ml/min)と1.5Mリン酸(4ml/min)を連続的に混合,加熱(63℃)し,その混合液を気-液分離管へ導入させ,二酸化硫黄を発生させる系を試作した.発生した二酸化硫黄は除酸素窒素(150ml/min)を用いて気体用二次導関数分光光度計の光吸収セル(光路長25cm,セル温度150℃,体積80 ml,λ=211.0nm)へ導き測定した.試料に切り換えてから(3〜4)分後にピークの立ち上がりが始まり,それから(3〜4)分後応答は一定となった.亜硫酸(8×10^<-6>〜2×10^<-3>)Mの範囲で原点を通る直線関係のある検量線が得られた.4×10^<-4>M付近の相対標準偏差(n=6)は2.9%であった.本法を果汁入り清涼飲料中の亜硫酸の定量に適用した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1983-09-05
著者
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