かくはん式自動固液抽出兼再結晶器
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概要
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固液抽出の迅速化と,化合物再結晶の自動化を目的に,かくはん式自動固液抽出・自動再結晶器を考案した.溶媒蒸気で加熱された抽出系を磁石かくはん機でかき混ぜて抽出効率を上げた.中空栓とおけで固定した円筒〓紙を通った抽出液は,フラスコに連続流入し,沸騰は持続する.再結晶の場合には,練りガラス沸騰棒を入れた結晶だめ付きフラスコを環状電熱器で加熱して,結晶の過熱や突沸を避けた.透明継手の使用により,溶媒蒸気の損失が少なく,長時間無人運転できた.これにより,固液抽出の効率を著しく向上した.再結晶を溶解から〓過,濃縮,晶出までを自動化し.実質的密閉系で清浄に実施でき,遮光下の操作も容易にした.特に,極難治性化合物の再結晶を可能にした.又,溶媒の選択範囲を広げ精製効果と収率を上げた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1982-03-05
著者
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