マイクロ波発光分光分析法を用いるタンタル微量試料中の極微量銅の定量
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概要
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高純度タンタル粉末試料10mgのフッ化水素酸-硝酸溶液(500μl,1.4 Mフッ化水素酸-0.28M硝酸)を強酸性陽イオン交換樹脂カラム{(100〜200)メッシュ,2mmφ×35mm}に通し,銅を吸着させてタンタルから分離した.6M塩酸200μlで銅を溶離し,これを蒸発乾固し,0.005M塩化カリウム-0.05M塩酸10μlを加えて溶解し,2μlを分取してタングステンフィラメントの先端に乗せた.フィラメントに電流を流して溶媒を蒸発させた後,コンデンサー(220000μF,10V)の放電によりパルス的に大電流を流し,試料を蒸発させ,マイクロ波無電極放電(2450MHz,70W)に導入した.本法の定量下限は0.05ppm, 誤差は0.2ppmレベルで約15%,分析所要時間は(2〜3)時間であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1978-09-05
著者
-
坂本 武志
(現)富士写真フイルム足柄工場
-
水池 敦
名古屋大学工学部
-
河口 広司
名古屋大学工学部
-
北爪 英一
日立製作所中央研究所
-
坂本 武志
富士写真フイルム足柄工場
-
河口 広司
名大院工
-
北爪 英一
(株)日立製作所中央研究所
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