グリム型イオン源を用いる高周波グロー放電質量分析法におけるアパーチャーバイアス電圧の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
グリム型イオン源を用いた高周波グロー放電質量分析法において, イオン源のアノードを接地し, アパーチャーのみに正のバイアス電圧を印加した.この結果, イオン信号強度は従来のようなアノ-ド及びアバーチャーの両方へバイアス電圧を印加する場合よりも大きくなった.ジルコニア焼結体試料における目的元素イオンの信号対パックグラウンドの強度比(S/B)は.アパーチャーバイアス電圧が55Vのときに最大となり, バイアス電圧を印加しない場合に比べ約20倍向上した.又, 最大の信号強度は, 高周波電力や試料厚さなどの操作条件とは無関係に, 常にアパーチャーバイアス電圧が55Vのときに得られた.更にアノードの接地は, 高周波ノイズによる測定系への妨害を完全に抑制することにも極めて有効であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1997-05-05
著者
関連論文
- ICP質量分析法による大気浮遊粒子中フェムトグラム元素含有量の個別連続分析
- 発光分光型検出器を用いる極微量ベリリウムのガスクロマトグラフィー
- マイクロウエーブ放冒発光分光分析法によるアルミニウム地金中の ppb レベルのヒ素の定量
- マイクロウエーブ放電発光分光分析法を用いるマグネシウム中の極微量アルミニウムの定量
- マイクロ波発光分光分析法を用いるタンタル微量試料中の極微量銅の定量
- 発光分光型検出器を用いる土じょう中のヒ素のガスクロマトグラフィー
- 減圧ヘリウム誘導結合プラズマ質量分析法によるハロゲンの定量
- レーザーアブレーション生成粒子の溶液捕集とICP-MSによる鉄鋼およびジルカロイの分析
- 電熱気化/誘導結合プラズマ質量分析法による頭髪中のヒ素及びセレンの定量
- 減圧ヘリウム誘導結合プラズマ質量分析法におけるインターフェース部材質の最適化と微量臭素及びセレンの定量
- 電熱気化/減圧ヘリウム誘導結合プラズマ質量分析法による微量鉄の定量
- トーチ内電熱気化/誘導結合プラズマ質量分析法による超微量ヒ素及びセレンの定量
- レーザーアブレション粒子生成・捕集/ICP-MSによる鋼中微量元素の定量
- タングステンフィラメント電熱気化/誘導結合プラズマ質量分析法による微少量試料中のヒ素の定量
- レーザーアブレーション生成粒子の溶液補集/誘導結合プラズマ質量分析法による窒化ケイ素焼結結体の迅速分析
- セレン定量のための水素化物発生/減圧ヘリウムICP-MSの基礎的検討
- 水冷トーチを用いる減圧ヘリウム誘導結合プラズマ質量分析法
- グリム型イオン源を用いる高周波グロー放電質量分析法におけるアパーチャーバイアス電圧の影響
- 液中レーザーアブレーション試料調製法を用いた鋼中微量元素のICP質量分析
- 試料導入系の不要なin situレーザーアブレーション/ICP-AES
- メモリー効果の少ない誘導結合プラズマ発光分析用スプレーチェンバー
- 誘導結合プラズマ質量分析計の試作とその特性
- 直接導入法によるエアロゾルの誘導結合プラズマ発光分析 : 粒子個数濃度の減少と粒径との関係
- ICP-OESのための多元素同時分析型エシェル分光器
- 軸方向観測型水冷トーチを用いる誘導結合高周波プラズマの分析化学的特性
- ミニコンピューターシステムのディジタルアナログ変換器出力を用いた分析機器制御ユニットの試作
- 故宗森信先生のミニレクチャ-を拝聴して
- 検出限界以下でも検出できる?
- 天然水中の微量重金属元素の水酸化インジウム共沈 : チオ尿素添加黒鉛炉原子吸光定量(:分離(その1))(予備濃縮分離)
- 分光系 (3)/検出器 (1)
- 水冷ト-チを用いる誘導結合プラズマ質量分析法の開発
- イメージ・ディセクターを検出器とする誘導結合プラズマ発光分析
- 抵抗加熱フィラメントによる誘導結合プラズマへの試料導入
- 誘導結合高周波プラズマ用水冷ト-チの開発
- フローインジェクション法によるマイクロリッター試料の誘導結合高周波プラズマ発光分光分析
- 有機溶媒による誘導結合高周波プラズマのインピーダンス変化
- 誘導結合高周波プラズマ発光分光分析法による各種試料中のリンの定量
- 分析化学--溶液分析の王者はICP質量分析か (いま科学者が注目する研究は何か--サイテ-ション・インデックスを参考として)
- シンプレックス法による最適化
- ICP/MSの原理 (ICP/MS特集)
- 誘導結合プラズマ発光分光分析
- イメ-ジ検出器のデ-タ処理--ホトダイオ-ドアレ-分光測光システム (「マイクロコンピュ-タ」)
- ICP発光分光分析の基礎および原理 (ICP発光分析) -- (基礎編)
- 分析化学--プログラマブルモノクロメ-タ-による多元素同時定量発光分光分析 (1977年の化学-4-)
- 大容量コンデンサーを用いたタングステンフィラメントの加熱法による大気圧アルゴン中のマイクロ波放電への試料導入
- イメージ・ディセクターの発光分光分析用検出器としての特性
- 低電力マイクロ波トーチ放電による溶液試料の発光分光分析
- 光学的繰返し走査とミニコンを用いた発光分光分析のSN比向上
- ホトダイオードアレーを用いた分光測光システムの試作
- X線励起ルミネッセンス法による希土類元素の分析 (第3報) 酸化ホルミウムおよび酸化ジルコニウム中の希土類元素の定量
- 発光分光型検出器によるトリフルオルアセチルアセトンキレートのガスクロマトグラフィー
- 新しい分光法とその応用 : 第5講誘導結合高周波プラズマを光源とする発光分光分析
- 超音波エーロゾル発生装置と直流アークを用いる溶液試料の発光分光分析
- 高電流・短時間アーク放電の特性
- 微量試料の発光分光分析用高電流・短時間アーク発光装置
- アルゴンアーク法による超微量元素の定量
- 分光分析用超音波エーロゾル発生装置の試作
- 発光分光分析法におけるキャリヤー蒸発法 (分離と濃縮-5-(特集)) -- (蒸留(昇華を含む))
- タイトル無し
- 抵抗加熱フィラメントとマイクロウェーブ無電極放電を利用する発光分光分析