テトラフェニルポルフィン・トリスルホン酸(TPPS)を用いる微量鉛(II)の吸光光度定量
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概要
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テトラフェニルポルフィン.トリスルホン酸(以下TPPSと略記)と鉛(II)との錯形成反応について検討し,TPPSのソーレー帯(413nm)のシフトを利用する吸光光度法を提案した.鉛-TPPS錯体はpH8.5以上で生成し,そのソーレー帯(464nm)のモル吸光係数は2.75×10^5であった.シアン化物イオンにより多数の金属イオンをマスキングできたが,鉛と同重量程度以上のSn^<2+>とCr^<3+>及び微量のMn^<2+>とIn^<3+>が妨害する.検量線の感度は,吸光度0.001に対し,9.47×1O^<-4>μg Pb^<2+> cm^<-2>であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-11-10
著者
-
伊藤 純一
九州大学工学部合成化学科
-
伊藤 純一
(現)九州大学工学部
-
山平 真
北海道警察犯罪科学研究所
-
青村 和夫
北海道大学工学部
-
四ツ柳 隆夫
北海道大学工学部工業分析化学第二講座
-
青村 和夫
北大工
-
青村 和夫
北海道大学
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