過マンガン酸カリウムのカリウム・酸素X線光電子スペクトルを応答関数とするデコンボリューションによるマンガンスペクトルからの非弾性散乱部の除去

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概要

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超高真空中でその場破断したKMnO_4よりMn2p_<1/2,3/2>, K2p_<1/2,3/2>, O 1s XPSスペクトルを得た.観測されたMn2pから固体中で発生したときのMn2pスペクトルを得るためK2pとO 1sを応答関数としフーリエ変換法によりヂコンボリューションを行った.最初にK2p_<1/2,3/2>スペクトルの2p_<1/2>, 2p_<3/2>への2成分への分離をデコンボリューションにより行った.得られたK2p応答関数スペクトルの非弾性散乱部と非エネルギー損失部との強度比はO 1sの値より小さかった.しかし, 二つのスペクトルの4ピークの損失エネルギーはほぼ一致した.K2p, O 1sでデコンボリューションされたMn2pスペクトルは, 細部を無視するとサテライトピークを持たないことで一致した.
社団法人日本分析化学会の論文
1997-09-05

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