ジオール化合物の液体クロマトグラフィー/質量分析法におけるm-アミノフェニルボロネート誘導体の役割
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In chromatographic analysis, a suitable derivatization of the bifunctional groups has sometimes been used to enhance the sensitivity and selectivity for detection. Transforming 1,2-diol compounds to the corresponding cyclic boronate derivatives has been more extensively used as a suitable derivatization method for chromatographic and chromatography/mass spectrometric detection. Liquid chromatography/mass spectrometry (LC/MS) with electro spray ionization has been successfully applied to the analysis of diol compounds, pinacol, 2-methy1-2,4-pentanediol,2,4-dimethy1-2,4-pentanediol,(+)-pinanediol, bicyclohexyl-1,1'-diol, ryanodine and rifampicin, as their m-aminophenylboronate derivatives. Of the range of analytical conditions that were tested, the optimum results were obtained by using reversed-phase LC with a mixture of acetonitrile and 5% acetic acid. The positive-ion spectra of m-aminophenylboronates of the diol compounds showed pseudo-molecular ions, [M+H]^+. The [M+H]^+ ion was the most abundant for most of the diol compounds, adn the [M+H+C_5H_5N]^+ion was the most abundant for most of the diol compounds, and the [M+H+C_5H_5N]^+ ion was the most abundant for ryanodine. Full-scan mass spectra were readily obtained from 2.6 ng of 2,4-dimethyl-2,4-pentanediol boronate, while a detection limit of 66 fg (signal-to-noise ratio 4) was attained in the selected-ion monitoring mode. This shows that the boronate derivatization of low molecule diols, like pinacol, pinanediol, and so on, contribute to the enhancement of LC/MS detection compared with the direct detection of free diol. On the other hand, in the case of more polar diol compounds, like ryanodine and rifampicine, their boronate derivatization decreased the ionization efficiency upon electrospray ionization.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2002-09-05
著者
-
蒲生 啓司
高知大学教育学部
-
齋藤 尋輝
高知大学大学院教育学研究科教科教育専修理科教育専攻化学
-
蒲生 啓司
高知大 教育
-
蒲生 啓司
高知大学大学院教育学研究科教科教育専修理科教育専攻化学
-
齋藤 尋輝
高知大学教育学部
-
蒲生 啓司
高知大学都育学部化学教室
-
蒲生 啓司
高知大・教育・化学
関連論文
- 地域および自然環境を基盤とした土佐の環境教育--教員養成における環境教育プログラムの開発
- 高等学校化学における直鎖アルキルアミノ酸の薄層クロマトグラフィーを教材とする実践的事例研究(日本理科教育学会四国支部大会)
- 高等学校化学における薄層クロマトグラフィーの教材化に関する研究
- 高温・高圧環境下における核酸塩基の化学進化に関する研究
- 高温・高圧環境下における核酸塩基の化学進化に関する研究
- 高温・高圧条件下におかれた無機材料中の有機塩素系化合物の被分解性
- 菌床と水熱ホットプレス法による汚染土壌の無害化固化技術
- 水熱ホットプレス環境下でのアミノ酸の脱水縮合
- デュアルカラム/デュアル検出高速液体クロマトグラフィーによる血清中抗けいれん薬の同時定量(バイオアナリティカルケミストリー)
- 逆相分配クロマトグラフィ-によるポリアミンの分析 (生化学と分析機器-3-)
- 低分子有機酸のイオン排除液体クロマトグラフイー/質量分析法
- 低分子有機酸の2-ニトロフェニルヒドラジド誘導体の液体クロマトグラフィー/質量分析法
- ジオール化合物の液体クロマトグラフィー/質量分析法におけるm-アミノフェニルボロネート誘導体の役割
- ブラシノステロイドの液体クロマトグラフィー : 質量分析(質量分析法の応用技術)
- プレラベル化試薬を用いる微量ブラシノステロイドのHPLC分析法
- 22.蛍光ラベル化剤を用いるブラシノステロイドのHPLC分析 (第24回大会研究発表抄録)
- 22 蛍光ラベル化剤を用いるブラシノステロイドのHPLC分析
- 2-ニトロフェニルヒドラジド誘導体化による中鎖脂肪酸の高速液体クロマトグラフィー/質量分析法
- イオンクロマトグラフィーによるアルカリ金属イオン及びアンモニウムイオン定量のための試料中塩酸の除去
- 高圧条件下で調製したタンパク吸着アルキル化シリカゲルのエナンチオ選択性 ( バイオサイエンスと分析化学)
- メタンスルフィン酸の生成に基づくヒドロキシルラジカルの高速液体クロマトグラフ間接定量
- 糖類の液体クロマトグラフィー/質量分析に用いる鉛型配位子交換カラムの開発
- 菌床エコロジーに基づく教育実践研究(日本理科教育学会四国支部大会)
- 単糖およびオリゴ糖の配位子交換モードによる液体クロマトグラフィー/質量分析法
- 菌床エコロジーに関する実践的研究
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸の環境中における挙動と運命に関する研究
- 海洋コア研究がもたらすもの
- リポソームカラムを用いるタンパク質のrefolding法
- 高圧条件下における血清アルブミンへの分子テンプレート形成に関する研究
- オクタデシル化シリカ-ショ糖エステルに固定化したリパーゼの有機溶媒中での酵素活性及びエナンチオ選択性 (分離・検出と機能物質)
- 高圧条件下で固定化したグルコースオキシダーゼの酵素活性
- アポ酵素固定化膜によるエナンチオマー分離
- 853 コレステロールオキシダーゼの固定化と反応
- LC-MS法によるフェノール定量のための基礎実験
- 液体クロマトグラフィ/質量分析法による葉酸類の定量に関する研究
- 地域資源を活用した中学校における環境教育の実践
- 地域資源を活用する土佐の環境教育
- 245 高圧条件を用いるグルコースオキシダーゼの固定化
- 高圧条件下で調製した固定化酵素の活性評価(その1) -α-アミラーゼ活性-
- 意識調査と授業評価システムを活用した理科好きな生徒の育成
- 1F-13 理科における中1ギャップ克服を目指した取り組み : 意識調査と授業評価システムの活用について(一般研究発表(口頭発表))
- 過酸化水素のルミノール化学発光検出における酸化剤の比較とpH値の影響
- 四万十川の水質に関する研究
- 環境水中の微量イオン種定量のための分析法-2-リン酸イオンの定量における吸光光度法とイオンクロマトグラフィ-法の比較検討
- 環境水中の微量イオン種定量のための分析法-1-亜硝酸イオンの定量における吸光光度法とイオンクロマトグラフィ-法の比較検討
- グラッシーカーボン電極を用いる鉛の高速掃引ストリッビングボルタンメトリー
- 菌床を利用したバイオレメディエーション技術の開発
- ボロン酸の分子認識能に基づく高選択的高感度分析法に関する研究(関東支部創立40周年記念)
- 機器分析における精度予測 : 定量精度と1/f揺らぎ
- 環境水中の微量イオン種定量のための分析法-3-亜硫酸イオンの定量における液体クロマトグラフ蛍光検出法とイオンクロマトグラフィ-法の比較検討
- ダンシル-L-フェニルアラニンを用いるキラル誘導体化高速液体クロマトグラフィーによるアミノ酸, アミノアルコール及びアミン対掌体の光学分割分離(その2)
- 定量精度に基づくLC-MS計測法における最適化(2); 内部標準法の有効性に関する検討
- 固定化リパーゼを用いる光学分割
- 高圧条件下における血清アルブミンへの分子テンプレート形成(2)
- 高圧条件下における血清アルブミンへの分子テンプレート形成
- 1H-14 地域資源を活用した『土佐の環境教育』の実践(2)(環境教育,STS教育,総合的学習,一般研究発表(口頭発表))
- 課03-05 地域の中核的理科教員養成のための授業研究に関する一考察 : 高知CST養成プログラムにおける実践を中心に(理科教師教育,課題研究発表)
- 地域及び自然環境を基盤とした土佐の環境教育 : 教材開発力,授業実践力養成プログラムの実践
- 課04-03 高知県における中核的理科教員養成の課題と方策 : 小学校教員を中心に(コアサイエンスティーチャー養成の課題と展望,課題研究発表)
- 11F-102 理科の授業で科学的思考は身につくのか : 評価法の研究(学習心理・教育評価,一般研究発表(口頭発表))
- B-12 中山間地中学校の理科教育支援を通した授業実践力の育成
- B-10 理科教育における科学的思考の客観的なルーブリック評価についての研究
- 課07-06 高知CST活動の現状と課題 : CSTの活動実態及び意識調査より(課題07「コアサイエンス事業の現状と課題」,課題研究発表)
- 10L-404 理科教育における科学的思考の客観的なルーブリック評価の研究II(学習心理・教育評価,一般研究発表(口頭発表))
- 課07-05 授業実践力を育成する理科教育支援システムの構築(課題07「コアサイエンス事業の現状と課題」,課題研究発表)