時間分解蛍光イムノアッセイによるベロ毒素 1 及び 2 の迅速同時測定法(<特集>生体関連機能と分析化学)
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概要
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O157: H7 に代表される腸管出血性大腸菌 (EHEC) のヒトへの感染は,出血性大腸炎や溶血性尿毒症症候群を引き起こし,その原因は,菌の産生するベロ毒素 (VT) によるタンパク合成阻害であることが解明されている.ベロ毒素の測定法として,ベロ細胞を用いた生物学的方法や種々のイムノアッセイが報告されており,操作が簡便なことから後者が主に用いられている.希土類金属イオンを標識に用いる時間分解蛍光イムノアッセイ (TRFIA) は,複数の希土類を別々の抗体に標識することにより,試料中の多成分を同時に検出でき,EIA のように高感度な検出が可能である.ベロ毒素は二つのグループが知られており,これら二つの毒素を同時に検出することは,試料の有効利用や測定時間の短縮など,検査の効率化に有用である.本論文では,TRFIA を用いて,EHEC が産生する二つの VT を同時に検出する測定法を構築したので報告する.
- 2002-06-05
著者
-
荒川 秀俊
昭和大学薬学部薬品分析化学教室
-
前田 昌子
昭和大学薬学部臨床分析化学教室
-
前田 昌子
昭和大学薬学部薬品分析化学教室
-
前田 昌子
昭和大学 歯 小児歯
-
前田 昌子
昭和大薬・薬品分析化学
-
荒川 秀俊
昭和大学薬学部薬品分析化学
-
前田 昌子
昭和大学薬学部分析化学
-
渡邉 一之
昭和大学薬学部薬品分析化学
-
荒川 秀俊
昭和大学薬学部
-
前田 昌子
昭和大学薬学部
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