キシリジルブルーIと非イオン性界面活性剤を用いるマグネシウムの二波長吸光光度定量
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概要
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キシリジルブルーIとそのマグネシウムキレートを少量のトリトンX-100.で水に可溶化し,二波長測光によるマグネシウムの定量法を検討した.pH11.0〜12.5でキレートの極大吸収波長515nmにおける吸光度は最大かつ一定となり,515nmでの試薬プランクはpH11〜11.5で一定である.マグネシウムの定量に際しては515nmと試薬の極大吸収波長620nmの差吸光度をpH11〜11.5で測定した.(0.1〜3)μgMg/25mlの範囲で検量線は良い直線性を示し,Sandell感度は0.00039μgMg/cm^2である.呈色は迅速で少なくとも12時間は安定である.新しいマスキング剤の組み合わせを見いだし,本法が天然水中の微量マグネシウムの定量に利用できることを確かめた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1977-09-05
著者
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