1-(2-ピリジルアゾ)-2-ナフトールと非イオン性界面活性剤を用いる亜鉛の抽出-吸光光度定量
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概要
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エチレンオキシドの平均付加モル数7.5のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルの0.125%(w/w)水溶液を室温で放置すると,活性剤相と水相とに分離する.この活性剤相(約0.7ml)に1-(2-ピリジルアゾ)-2-ナフトール(PAN)の亜鉛キレートが抽出されることを利用し,亜鉛の抽出-吸光光度定量法を検討した.二相の迅速分離のため9500rpmで1分間遠心分離を行った.40倍の濃縮が可能であり,酒石酸ナトリウム,トリエタノールアミン,メタリン酸ナトリウム,N-(ジチオカルボキシ)-サルコシンをマスキング剤として用いると,天然水中のppbレベルの亜鉛の定量に利用できる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1979-06-05
著者
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