大型計算機の装置診断容易化支援システム : (1)支援システムCONDOR概要
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概要
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計算機装置の大規模化に伴い、装置の信頼性や保守性の向上に対する要求が増大している。これに対処するためには部品レベルでの信頼性向上はもちろんであるが、装置全体としての検査、診断技術の向上が必須である。特に、計算機の稼動時に同時に検査が可能であり、また再現性の無い間欠的な故障に対しても診断が可能なコンカレントエラーチェック診断方式(LOA:Log-Out Analysis)の重要性が認識されている。我々はこのような背景に鑑み、この装置診断技術における設計効率の向上、設計品質の向上を目的に装置診断容易化支援システムCONDOR(CONcurrent error checker DiagnOsability analyzeR)を開発した。本稿では、装置診断容易化支援システムの開発方針及びCONDORの概要について報告する。CONDORの処理方式の詳細については別稿[2],[3]で報告する。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
-
志賀 博
日立電子サービス(株)
-
津布久 陽一
(株)日立製作所
-
西田 隆夫
(株)日立製作所
-
宮本 俊介
(株)日立製作所
-
大賀 健
(株)日立製作所
-
宮本 俊介
日立製作所情報システム事業部試作開発センタ
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