故障シミュレーション高速化方式 : (1)観測不能故障除外
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概要
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近年、計算機のより複雑な機能実現のために、LSIの高集積化、大規模化が顕著である。複雑なシステムの信頼性向上のためには、計算機を構成するLSIの高品質な検査が必須である。しかし、検査に使用する診断データ生成に要する故障シミュレーション時間が著しく増大するという問題が生じてきている。これに対処すべく、従来より故障シミュレーション高速化のための様々な手法が研究されている[1]-[3]。本稿では、故障シミュレーションの新たな高速化方式である観測不能故障除外方式の基本概念について報告する。本方式適用時に特に考慮すべき再収れん経路に対する対策と本方式の効果については、別稿[4]にて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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