中心部高精細画像の感性評価について

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概要

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人間の両眼視野は180度近くあり, 注視点領域で見ることを中心視, それ以外を周辺視と呼んでいる。中心視と周辺視では, 視力に大きな違いがみられる。視力は網膜の中心部位から周辺にいくにしたがって急激に低下し, 中心から周辺にわずが0.5度ほど離れただけで, 50%程度になる。したがって, 我々は視野全体を均一に見ているのではなく, 中心部分ははっきりと, 周辺部分はぼんやりと見ていることになる。広視野角で映像を提示する際, 通信容量に制限がある場合には, 画面全体を均一の解像度で提示する方式では問題が生じることが考えられる。上記のような人間の視覚特性を考慮すると, 中心部だけに高精細画像を提示する方法が有効であると考えられる。本研究では, このような画像を提示した場合について定量的感性評価実験を行った。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24

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