エージェントユーザと非ユーザの間のWWWインタフェース

概要

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現在グループウェアと呼ばれる複数ユーザの共同作業を支援するシステムの研究が注目されている. また, このようなシステムの一つとして, ユーザの作業を代行し, スケジュール交渉等の支援を行うようなオフィスエージェントシステムの提案も行なわれている. しかしながら, このようなエージェントシステムには, 本来同一システムのユーザ同志でしか利用できないという問題点があった. そこで本稿では, この問題を解決するためのアプローチの一つとして, WWW(World Wide Web)技術を用いた, エージェントユーザと非ユーザの間の交渉を可能とするインタフェースを提案し, さらに現在NECで研究されているオフィスエージェントシステムINA/LI(Inteligent Agent/Lite)[1]に対して, 実際にこのWWWインタフェースの実装を行った. 現在は, 作成したWWWインタフェースを用いた, このオフィスエージェントシステムの評価を行っている. 本稿では, 今回作成したWWWインタフェースの概要とその実装方式について説明する.
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-03-12