グループウエアサービス基盤の構築 : 概要
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概要
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グループウェアが注目されはじめてすでに5年以上が経過している。グループウェアの例としては、遠隔リアルタイム会議を支援するもの、意思決定支援を行うもの、インフォーマルコミュニケーションの支援を行うものなど、リアルタイム系、非リアルタイム系をあわせて様々なものが提案されている。しかし、個々のグルーブウェアは、各応用分野のグルーブワークの一場面(共同執筆、意思決定、会議、etc.)を個別に支援しているだけであり、業務を長期間にわたって大規模に支援していくグループウェアは簡単には見当たらない。強いて言えば、最近注目されている「ワークフロー」はそのような試みであるが、小規模の情報伝達形式・手順を規定し、管理するだけであって、主として定型0A程度の応用分野にとどまっており、非定型業務(業務の手順をその都度決定するもの)や、CAD, CASEへの応用には必ずしも十分ではない。我々は、ワークフローの他に情報共有支援、グループ生産活動活性化の二つの観点から、グループ情報管理部品(GIM : Group Information Management)、グループ生産性活性化部品(GPE:Group Prooductivity Enhancement 部品)をグルーブウェアサービス基盤の一部として提供することを提案する。GIM部品とGPE部品をワークフローGWF(Group Work Flow)部品と組み合わせることによって、グループによる業務のあらゆる場面をモデル化しグループウェアによるソリューションを容易に得られる枠組みを提供することが本研究の目的である。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
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