2次元ディジタルフィルタの動的データ駆動型並列実現法
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概要
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2000×2000画素を越えるような高精細な動画画像を実時間あるいはそれを越える速度で扱う複雑な処理を行う場合、その処理には、数十GFLOPSからTFLOPSを越える処理能力が必要だといわれている。また、信号処理は粒度の非常に細かい処理を要求するため、そのほとんどがシストリック・アレイあるいはPLA(Program-mable Logic Array)によるものであり、そのため各機能機構ごとに専用のプロセッサを用意する必要があった。本研究では、データ駆動型処理方式が、自然な形で複数の入力セットをパイプライン的に、かつ安全に処理できること、また、非常に粒度の細かな並列処理、およびそれにともなう通信制御などのコンテクストの切り換えが頻繁に起こるような処理でも、パイプラインの乱れがないことなどに着目し、このような細粒度の処理を動的データ駆動型マルチプロセッサで実現する研究の一環として、信号処理に必要不可欠な2次元ディジタルフィルタについて、TFLOPSを越える処理要求にも対応できる実現法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
-
岩田 誠
大阪大学工学部情報システム工学科
-
寺田 浩詔
大阪大学工学部情報システム工学科
-
水野 正之
大阪大学工学部
-
犬束 敏信
大阪大学工学部
-
AliM. Alhaj
大阪大学工学部
-
寺田 浩詔
大阪大学工学部
-
寺田 浩詔
大阪大学
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