画素の対応関係に基づいた超並列手書き漢字認識の研究

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概要

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我々の研究室では、以前より並列文字認識の必要性を考え、実際に並列計算機を用いて実験を行ってきた。この研究の過程で、これまでの文字認識に用いられている手法をそのまま並列化するのは、適当でないことが明らかになった。それは、並列処理を行わせることを前提とせず、特徴量削減や、重複する処理の排除など、いかに逐次処理を効率良く行うかということに主眼が置かれていたためである。そこで、必要ならプロセッサは何台でも自由に使用できることを前提とする超並列計算機向きの手法をとった画素特徴を用いる認識システムを提案する。また、認識には画素特徴をそのまま利用するだけではなく、近傍の画素をまとめた代表画素による対応付けを行ってから、各画素の対応付けを行う階層的並列DPマッチングによる認識方法も考えた。更にSIMDマシンによる並列DPマッチングの方法についても報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

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