汎用超並列オペレーティングシステムSSS-COREのメモリベース通信機能
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概要
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汎用超並列オペレーティングシステムSSS-COREは並列アプリケーションと協調動作することで、効率を極力落すことなくマルチユーザ/マルチジョブの汎用環境を実現する分散メモリ型並列計算機およびワークステーションクラスタ環境(NOW: Network of Workstations)を対象とした汎用オペレーティングシステム(汎用OS)である。SSS-COREはシステムの資源管理に階層性を導入して資源管理の効率化を行うことにより、スケーラビリティつまり超並列超分散計算環境に対応している。ユーザの並列アプリケーションの効率の良い実行のためには、もちろん従来SSS-COREで主張していたユーザ/カーネルの協調資源割当や資源管理効率化によるカーネルコストの削減も重要である。しかし、第一義的にはユーザモードにおいてノート間における通信と同期をいかに高速に実現するかが最大の鍵である.本稿では特殊な通信同期ハートウェアを仮定しないNOW環境においても、高速なユーザ通信/ユーザ同期を提供するメモリベース通信機能の基本方針と実装方式の概略を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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