Xウィンドウシステム対応電子対話システムのアーキテクチャ

概要

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企業の活動においては,地理的に離れた場所にいる複数の関連スタッフが共通の貸料を使用して打合せを行う必要が生じることが多い。現在このような目的には電話やファクシミリが用いられることが多いが,電子化された資料を共有しながリアルタイムに共同作業を行うことができればより望ましい。ISDNのような高速ディジタル通信基盤の整備にともない,こうした計算機によるグループワークの支援が実現可能になってきている。このような背景のもとでわれわれは電子対話システムASSOCIA(An Autono mous Scheme for Synesthesia-0riented Cooperative Information Agents)の開発を行ってきている1)。現在,従来からの日立独自のウィンドウシステム(Hウィンドウ)にかわって,一般に広く利用されているXウィンドウシステムに対応した電子対話システム(ASS0CIA/X)の開発を進めている。本稿では,ライブラリの変更によるイベントインターセプト処理方式を中心に,ASS0CIA/Xのアーキテクチャについて説明する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25