企業モデルをベースとした企業情報通信システムの考察
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概要
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LAN、交換システム、計算機などを中心とする企業情報通信システムは今日、マルチメディア化、広帯域化などといった通信の多様化とともにインテリジェントネットワークのような通信形態の高度化が進んでいる。しかしこれらのアプローチにおいては個と個を結ぶ従来の通信形態の延長上に位置づけられるものの、企業活動におけるリソース、情報の階層的構造や、組織における個人の活動といった企業組織特有の構造を直接的に支援するための枠組みを提供しているものは少ない。またCSCWなどの比較的新しいアプローチにおいても基本的には個と個の協調活動を主眼としたものが多く、それらは企業組織活動そのものに着目した支援形態とはその立脚点が異なる。企業情報通信システムが単なるインフラにとどまらずさらに高度な企業活動支援を指向する場合、そういった個を中心に置いたアプローチを超え、企業組織、個人およびその活動を相互の関連で捉え直す必要があると考えられる。本稿では、企業情報通信システムを考えるにあたり、そうした企業組織、活動をトータルに捉え直すためのフレームワークおよび企業情報通信システムへの適用要件について、我々の考察を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
-
藤本 洋
日本大学
-
藤井 義信
富士通株式会社
-
江谷 為之
富士通関西中部ネットテック株式会社
-
藤井 義信
富士通(株)
-
下地 寛
富士通関西通信システム(株)
-
藤本 洋
富士通株式会社
-
喜多村 彰三
富士通関西通信システム株式会社
-
江谷 為之
富士通関西通信システム(株)
-
下地 寛
富士通関西通信システム株式会社
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