World Wide Webソフトウェアを情報処理教育に応用する

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概要

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情報処理教育のなかでも1年生を対象とするコンピュータ入門的な教育でわれわれはインターネットを利用した新しい教育を試みようとしている。前回の「大学間のIP接続を情報処理教育に利用するためのDOS IPトンネル」で述べたが、愛媛大学と松山大学は、相互に教員が相手の大学の授業科目を担当している比重が少なくない。また、情報処理の入門教育では、さまざまな学部での需要が増加し、おおぜいの学生を指導しなければならなくなっているのに対して、入門教育を担当する教員の数は増えていないためにお互いに出講を要請して、教員の数を補ってきたのが現状である。しかし、この従来の方法では情報入門教育の質を高めることはむずかしい。われわれは、愛媛大学および松山大学ともにインターネットに早くから加入し、学内LANの構築に努力をしてきた経験をもとに、このインターネットの基盤を情報処理入門教育にも利用して、さらに教育の質の向上を目指したい。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-09-20

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