動的スケジューリング可能な一般化静的順序制御機構についての検討

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概要

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細粒度並列計算機を効率よく実行するための同期機構として,我々は「一般化静的順序制御機構」1を提案している。この機構はカウンタ結合網により構成されており、実行可能である命令を極めて高速に検出できる。しかし、実行タイミングの動的変動に対する影響を最大限に押えることが可能ではあるが、各命令の処理ユニットへの割り当てをコンパイル時に行うので、なお、不要な待ちが生じる可能性がある。本論文では、各命令の処理ユニットへの割り当てを実行時に行うための簡単なハードウェアを付加した一般化静的順序制御機構を採用した細粒度並列計算機アーキテクチャを提案する。これにより、処理時間の変動が存在する場合の効率的な実行やコンパイルを含めた全処理時間の短縮が期待できることをシミュレーション評価に基づいて示す。
一般社団法人情報処理学会の論文
1993-09-27

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