教示すべき内容を指示する機能を持つ学習システム構築の試み

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概要

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ルール型制御、故障・医療診断等のルール型の知識処理システムが多数開発され効果を上げている。しかし、大規模な対象では、矛盾がなく質の良いルールを作成するのに多くの工数を要する。この工数を削減するための方法として、機械学習の手法を用い、対象状態と結論の対からなる具体例のみを与え多くの対象状態に適用できるルールを自動的に導くルール獲得方式が注目されている。このルール獲得方式では、対象状態を実例記述に、結論を概念名に、学習終了時の概念記述をルールの条件に対応させ、ルール獲得の問題を概念学習の問題に置き換えて扱う。ここで、従来の概念学習のシステムは、実例の与え方を教示者にまかせている。このため、学習システムから見て偏っていたり、無駄な実例が与えられる場合があり、なかなか学習が終了せず多くの実例を必要とするという問題があった。本稿では、学習システム側から教示者に必要十分な実例を入力できるよう指示する一方法を提案する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1990-03-14

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