知識ベース指向の並列推論処理システム
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概要
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人間の知的問題解決を計算機上で実現するためには,知識ベース管理機構と推論機構を合わせもつ知識ベース指向の推論処理システムが必要であると言われているが,知識ベースの大規模化や推論処理における組み合わせ爆発の傾向が強くなるにつれ,システムの高速処理が要求されるようになっている。このようなシステムの高速処理に答えるために,我々は,並列論理型言語GHC等により,知識ベース指向の推論処理システムを並列化する研究を行ってきている。これまでに,我々は,メタプログラミングの考え方に基づくGHCプログラミングにおいて,GHCの単一代入制限による実現上の問題を,知識ベースに$変数を導入する方法で解決してきた。本稿では,さらに,知識ベース指向の並列推論処理システムの拡張性を明らかにするために,カットシンボル処理や制約論理プログラミングへ展開する方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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服部 彰
富士通研究所
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服部 彰
Fujitsu Limited
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服部 彰
(株)富士通
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服部 彰
富士通株式会社
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北上 始
富士通
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北上 始
富士通(株)
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横田 治夫
富士通(株)
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北上 始
富士通株式会社
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横田 治夫
富士通株式会社
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