3次元オブジェクト機能合成システムにおける視野管理のための機能部品の導入

概要

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著者らは、3次元表示機能をもつ種々の応用プログラムを開発するためのIntelligentBoxと呼ばれる機能合成システムの研究・開発を行っている。IntelligentBoxは、3次元形状と固有の機能をもつ種々のオブジェクトを提供する。これらを総称してボックスと呼ぶ。画面上での対話的な操作により、ボックスを組合せ機能合成することにより、より複雑な機能・形状をもつボックスが構築される。この構築過程が応用プログラムの開発過程となる。3次元表示機能のある対話型ゲームに代表されるように、3次元ソフトウェアにとって、その利用者の視野は重要な要素である。IntelligentBoxを用いた応用プログラムにおいても、その利用者の視野を管理するための機能が必要となる。そこで今回、利用者の視野を管理するための機能部品をボックスとして実現した。このボックスをカメラボックスと呼ぶ。本稿では、このカメラボックスの実現機構とその応用事例について述べる。
社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15