構造モジュール : 型合成のための言語機構
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概要
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我々は、語と語を合成して新たな語を定義することによってプログラムを作成していく、語彙に基づくプログラミングを提案している。文献1)では抽象データ型をベースにしてプログラミング言語を考えていたため、語と語の合成は可能ではあるが、その言語機構は複雑であり、柔軟性にも欠けていた。そこで、語と語の合成を簡明かつ柔軟に行える言語機構として構造モジュール(Structural Module)を考えたので、それについて報告する。構造モジュールは構造型のスロットの各々に、スロット間の依存関係を表す表現(依存表現)を割当てたものである。構造モジュールには次のような特長がある。(1)複数の既存の構造モジュールを合成して、新たな構造モジュールを定義することができる。(2)スロット間の依存関係によってデータを抽象化することができる。以下、構造モジュールによるプログラミングについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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