型階層とクラス階層を分離したオブジェクト指向言語CNT-Lの拡張
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概要
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近年,オブジェクト指向プログラミング言語(以下,OOPLと略す)において,型とクラスを同一視することの問題点が多く指摘されている.型の継承関係とクラスの継承関係は必ずしも同型ではなく,それを前提とすることはプログラミングにおける柔軟性を損なうことになる,というのがその主張である.筆者は,独立した型階層とクラス階層を持つ言語の,実際のプログラミングにおける有効性を検証するため,Lispに基づくプログラミング言語CTN-Lを開発中であり,その基本的な仕様については,既に報告している.今回は,その後行われたCTN-Lの仕様変更と拡張について述べる.変更点は,CTN-Lによるプログラミングを容易にするためのものが主である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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