バッチ処理におけるファイル引継ぎ処理の高速化方式
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概要
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銀行等のオンライン処理は年々取引き量が増加し、それに伴いバッチ集計業務も長時間化している。一方オンライン処理のサービス時間は延長する傾向にあり、バッチ処理を行える時間帯はますます制限されつつある。そのため、バッチ処理時間の短縮が急務の課題である。バッチ処理を高速化するための機能は、これまでにもいくつかの手法が提案されている。これらの方式では、ファイル単位で行なっていたデータ引継ぎ処理をレコード単位で行うことによりジョブを並列処理し、また一時ファイルへの入出力要求をメモリ上のデータ転送で置き替えることで実入出力時間を削減する。本発表で提案するジョブ間高速ファイル引継ぎ方式(図1)は、先行ジョブの実行結果を複数のジョブが参照する処理や、保存が必要なデータをジョブ間で引継ぐ処理にも適用できるなど、既存の機能よりも広範囲に適用できることに特長がある。本発表では、その実現方式と評価結果を報告する。[figure]
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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新井 利明
(株)日立製作所システム開発研究所
-
新井 利明
株式会社日立製作所システム開発研究所
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長須賀 弘文
(株)日立製作所システム開発研究所
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新村 義章
日立
-
新村 義章
(株)日立製作所ソフトウェア開発本部
-
新井 利明
(株)日立製作所
-
長須賀 弘文
(株)日立製作所 システム開発研究所
-
長須賀 弘文
(株)日立製作所
-
清井 雅広
(株)日立製作所システム開発研究所
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