曲に関する知識を用いて演奏解釈を行う自動演奏システムについて

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概要

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現在、コンピュータによる自動演奏は楽譜の情報を、そのままの形で、味付けすることなく演奏するものが多い。人間が曲を演奏する場合を考えてみると、まず、楽譜を読みとり、楽譜の通りに演奏する。何度も練習していくに従って、その曲の全体の曲想をつかんでゆき、自分の考えた演奏に近づけていく。従って、その演奏は必ずしも楽譜の情報を忠実に演奏したものではない。そこで、人間が実際に演奏するように自動演奏で曲想をつける第一段階として、曲に関する付随知識(作曲者、演奏者など)からデータベースを検索し、楽譜データから演奏データへの変化のさせ方を決定し、楽譜の情報を変化させるシステムを構築してみた。
一般社団法人情報処理学会の論文
1988-09-12

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