複合文書処理システムMOEにおけるインクリメンタル・フォーマッター(その1)
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概要
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MOE(Mixed Object Editor)は,IBM PS/55上の対話型複合文書処理システムである。文書処理システムでは,入力となるテキストに対し,行に分割する,フォントを選択する等といったフォーマティングの処理を行う。また,WYSIWYGの対話型システムでは,フォーマットした結果を画面上に表示する。対話型のシステムにおいては,利用者の指示に対する反応時間が短かいことが要求されるが,フォーマットおよび表示は,共に時間のかかる処理である。MOEでは,反応時間を短かくするためにフォーマットの処理を行うときに必要最小限の部分のみをフォーマット/表示することにした。これをインクリメンタル・フォーマッティングと呼んでいる。本稿では,MOEにおけるインクリメンタル・フォーマッターの概要について報告する。見出しの番号付け等の方法については,(2)で報告している。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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坂入 隆
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所
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松下 武史
日本アイ・ビー・エム株式会社 サイエンス・インスティチュート
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中野 秀紀
日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所
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V.p. Shrestha
日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所
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松下 武史
産能大学大学院経営情報学研究科
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坂入 隆
日本アイ・ビー・エム株式会社
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